モビリティ分野

1モビリティ(CASE)に対応する先端技術

私たちは日常生活でさまざまなものを光により“見て” います。しかし、私たちが感じることができない光、つまり見えない光も存在します。最近では、この見えない光を利用したモビリティの開発が進んでおり、例えば、衝突防止機能などに応用されることが期待されています。私たちは、この見えない光を感知する車載用センサの研究開発によりモビリティの新たな可能性を探求し、安全性と快適性の向上を目指しています。

1)見えない光を見る車載センサ技術:回折格子型SPR方式赤外分光センサ

イムラ・ジャパンの回折格子型SPR方式赤外分光センサは、シリコン基板に凸凹構造を作り、その上に金の薄膜を形成しています。この凸凹構造(回折格子)によって、特定の角度と特定の波長の光がセンサに入射すると、プラズモン共鳴(SPR)という現象が起こり、電流が発生します。この現象を利用して、センサに入射する光の角度と発生した電流値から、入射した光の波長成分を知ることができます(分光)。そして、このプラズモン共鳴現象は、見えない光である赤外光でも起こります。通常、シリコンでは赤外光を検出することはできませんが、凸凹構造と金膜の組み合わせによって起こる、この特殊な現象が赤外光の検出を可能にします。
このように「赤外光を検出し、波長を分析する技術」の研究開発により、見えない光を見る車載センサの開発へと繋げます。

動作原理