INTERVIEW 社員インタビュー

技術職
製造技術
幼い頃の「ものづくり」への想いが、
100工程のライン改善という挑戦へ
安城第1工場
蒲原 有紀子
蒲原さんは、アイシンの生産拠点の一つである安城第一工場で製造技術を担当する技術者。オートマチックトランスミッションの組み立てラインの自動化に取り組み、協働ロボットやカメラの導入を通じて生産性向上をめざしています。100以上の工程があるラインで「毎日が新しい発見と挑戦の連続」と語る蒲原さんが、ものづくりへの想いと仕事のやりがいを語ります。
レゴブロックと算数が好きだった少女が、ものづくりの道へ進むまで
三姉妹の末っ子として育った私は、幼い頃から姉たちと一緒にレゴブロックで遊ぶことが大好きでした。何もないところから自分の想像したものを形にしていく過程が、とても楽しかったのを覚えています。ほかにも、スケッチブックを広げてキャラクターのイラストを描くだけでは飽き足らず、工作をして自分だけのオリジナル作品を作る。そんなふうに、ものづくりに夢中になる子ども時代を過ごしていました。
学校では算数の授業が特に好きでした。答えがひとつに決まっていて、論理的に考えていけば必ず正解にたどり着けるという明快さに惹かれていたのかもしれません。絵を描くこと、工作をすること、そして算数が好きだったこと。この三つの興味が、後の進路選択につながっていくことになります。
大学では工学部の社会工学科を選びました。この学科は幅広い分野を学べるのが特徴で、プログラミングや統計学、経営学など、さまざまな科目に触れることができました。
学生時代は勉学に集中し、部活やサークル、アルバイトなどにはとくに力を入れることはありませんでした。そのぶん幼い頃にレゴブロックで遊んでいたあの感覚が、今度はプログラミングという形で新しいものを創り出す楽しさへと変わっていき、深く学ぶことで将来どのような仕事に就きたいのかをじっくり考える時間を持つことができました。子どもの頃から好きだったものづくりの感覚と、論理的に物事を組み立てていく算数的な思考が、プログラミングや統計学といった分野に自然とつながっていくように感じたんでしょうね。

地元愛知の自動車業界へ、先輩の言葉が導いた運命の出会い
就職活動を始めた頃、愛知県出身ということもあって、自然と自動車業界に目を向けていました。地元の産業に携わることは、私にとってごく自然な選択だったのです。最初は完成車メーカーから企業研究を始めましたが、就職活動を進めていく中で、私の視野を大きく広げてくれる出会いがありました。それは学科の先輩から聞いたアイシンの話でした。
先輩から聞いて初めて知ったアイシンですが、調べてみるとオートマチックトランスミッションで世界シェアNo.1を誇るトップ企業だということが分かりました。世界中のクルマに搭載される製品を作っている、まさにグローバルに活躍する企業だったのです。この事実を知った時、私の中で大きな関心が芽生えました。
アイシンに惹かれた理由は明確でした。まず、クルマの心臓部分とも言えるトランスミッションを担っているという事実が、純粋にかっこいいと感じたのです。 クルマの走りを支える核心的な部品に携われることに、技術者としての魅力を強く感じました。さらに、扱っている製品領域がかなり広域であるという規模の大きさにも驚きました。これは、入社後に挑戦できる領域の幅が非常に広いということを意味していました。一つの企業の中で、さまざまな技術分野に触れ、成長していける可能性があると感じたのです。
完成車メーカーも魅力的でしたが、アイシンには専門性の高い製品に深く携われるという独自の魅力がありました。世界トップシェアの製品開発に関わることで、グローバルな視点を持ちながら、専門技術を極めていけるのではないか。そんな期待を胸に、私はアイシンへの入社を決意しました。

100以上の工程に広がる改善のフィールド、自動化への挑戦と成長の日々
現在私は安城第一工場で、オートマチックトランスミッションの組み立てラインの自動化に取り組んでいます。製造技術の使命は、生産技術メンバーが敷いたラインの改善を通じて、より生産性の向上をめざすこと。協働ロボットやカメラなどを導入して、人が実施している作業を自動化していくのが私たちの役割になります。
工場Eng第2グループという組織に所属していて、約15名のチームメンバーそれぞれが担当のラインを持っていて、お互いのノウハウを共有しながら生産性向上のためのライン改善に取り組んでいます。チーム全体で知見を蓄積していく環境があるのは、とてもありがたいですね。
オートマチックトランスミッションの組み立てラインは、メイン・サブを含むと100以上の工程があります。そのぶん改善の余地があっておもしろく、毎日が新しい発見と挑戦の連続で、やりがいを感じています。
もちろん、すべてが順調に進むわけではありません。印象に残っているのは、ワークの傷検知を人の目視検査からカメラによる検査に自動化しようとした時のこと。どういった形状、大きさ、深さのものを傷と判定する必要があるか、これまで人が判断していた部分を数値化するところから始まりました。人ではワークの状態によらず傷のみを見つけることができますが、金属面の反射やワークに付いた洗浄液がカメラでは傷と誤検知してしまいうまくいかなかったことがありました。
どうしても想定と現実は乖離があるため、設備導入時にこのようなことはよくあるのですが、つい気持ちが焦りそうになりました。しかし、いま大切なことは目の前に問題に集中すること、解決するためには何をすべきかを考えることだと頭を切り替えました。そして、設備メーカーと丁寧なコミュニケーションを続け、トライ&エラーを繰り返すことで傷のみを検知できるようになったんです。この経験から技術的な知識だけでなく、冷静な判断力や関係者との粘り強いコミュニケーションの重要性を改めて学ぶことができました。入社してから、日々こうした実践の中で成長を重ねられていることを実感しています。

頼れるリーダーをめざして、最先端の環境で共に成長しよう
チームをまとめている上司を見ていると「こんなリーダーになりたい」と強く思います。専門知識が本当に豊富で、何か困ったことがあればすぐに的確なアドバイスをくれるんです。技術的な課題に直面したときも、上司の知識と経験があるからこそ、チーム全体が安心して前に進めています。私も将来、後輩たちから頼りにされるような存在になりたいと考えています。

皆さんへのメッセージ
アイシンの製造現場には、最新技術がたくさん詰まっています。日々の業務の中で最先端の技術に触れられる環境は、成長したいと思っている人にとって絶好のフィールドだと思います。新しい技術を学び、それを実際の現場で活用できる機会がこれだけ豊富にあるのは、本当に恵まれていると感じています。最先端の技術に触れたい、そこから学びたいという気持ちがある方には、ぜひこの環境を体感してほしいですね。
また、働き方の面でも魅力的な環境が整っています。男女ともに産休・育休を活用して、ライフステージの変化に沿った働き方をしている先輩方がたくさんいます。柔軟に働き方を調整できる制度があるのは心強いですし、長く働き続けたい、キャリアも家庭も大切にしたいと考えている方には、本当におすすめできる会社だと思います。
入社を検討されている皆さんには、ぜひ自分の成長した姿を思い描いてほしいと思います。この会社には、技術を磨ける環境も、人として成長できる機会も、そして長く働き続けられる制度もそろっています。一緒に最先端の技術に触れながら、互いに成長していきましょう!皆さんと共に働ける日を楽しみにしています。