INTERVIEW 社員インタビュー

技能職
生産
「みんなに近づきたい」
尊敬できる仲間に囲まれて芽生えた、成長への原動力
西尾機関工場
渡邊 萌香
「みんなに近づきたい」学生時代、尊敬できる仲間に囲まれて抱いた思いが、今も彼女の原動力です。アイシンに新卒入社後、樹脂成形課でシリンダーヘッドカバーの組付を担当。人見知りを乗り越え、品質管理検定三級に挑戦し、女性目線での改善提案を行う。成長を続ける彼女が、働きやすい職場づくりへの思いを語ります。
仲間に近づきたい一心で、人の前に立つことを選んだ学生時代
学校行事や部活動には、とにかく全力で取り組んでいました。行事では級長や実行委員に自ら立候補して、クラスや学年のみんなの前に立つ役割を積極的に引き受けていました。高校時代には女子バレー部でマネージャーを務めていたのですが、選手が30人もいる中で、マネージャーは私一人だけ。選手たちをサポートする立場として、チーム全体を見渡しながら動いていました。
どんな活動においても、私が大切にしていたのは「結果にこだわること」と「楽しむこと」の両立でした。もちろん勝つことや成功することをめざすのは当たり前ですが、その過程で全員が楽しめているかどうかを常に意識していたんです。私の周りにはすごく頼れる子が多くて、友達なんだけど尊敬できる人ばかりでした。リーダーシップを発揮する子、技術的に優れている子、ムードメーカーとして場を明るくしてくれる子。そんな仲間たちに囲まれて、私は「みんなに近づきたい」「少しでも役に立ちたい」という気持ちが自然と湧いてきました。それが、人前に立つことや裏方として支えることへの原動力になっていたと思います。
マネージャーとしてとくに印象に残っているのは大会一週間前に仲の良いエースの子が怪我をし、さらに大会前日にキャプテンのクラスがコロナで学級閉鎖になり、当日試合に出れらなくなってしまったときのことです。
みんなが落ち込む中、私はキャプテンとテレビ電話をつないで、コートの外からでもチームの一員として一緒に戦えるようにしました。画面越しではあったけれど、キャプテンの声がみんなに届き、チーム全員が一丸となって戦うことができました。結果だけでなく、みんなで同じ目標に向かって進んでいるという実感を共有できたことが、何よりも嬉しかったですね。
あの頃から私は、誰かの力になれることに喜びを感じていたんだと思います。人の前に立つことも、裏方として支えることも、どちらも「仲間と一緒に何かを成し遂げたい」という思いから生まれた行動でした。

地元企業への信頼と、女性が活躍できる環境への確信
就職活動では、地元で長く働き続けられる環境を何より重視していました。愛知県内で自分の力を発揮できる場所を探していたんです。
アイシンについては、幼い頃から地元刈谷に本社がある企業として知っていました。愛知県の自動車産業を支えている一流企業というイメージが強かったですね。でも調べていくうちに、自動車部品だけではないことに気づいたんです。学校のクーラーを見上げたとき、そこにアイシンの名前があって。自動車部品以外にもさまざまな製品を造り、私たちの生活に身近なところで活躍している企業なんだと実感しました。
入社の決め手となったのは、女性が本当に活躍できる環境が整っていると確信できたことです。会社のホームページやコムセンターを見て、女性活躍推進に優れた企業としてなでしこ銘柄に選定されていることや、えるぼし認定を取得していることを知りました。でも、一番印象的だったのは事前の訪問見学でした。実際に現場を見せていただいたとき、重量物を扱う作業に対してさまざまな工夫が施されているのを目の当たりにしたんです。女性でも無理なく働けるような配慮がされていて、これなら長く働き続けられると感じました。
さらに福利厚生の手厚さも魅力的でした。制度として整っているだけでなく、実際に活用されている様子を見て、ここでなら安心して働けると思えたんです。
入社後は、アイシンのすべての基盤である『安全と健康』、『お客さま第一』、『品質至上』について、ABS教育や品質管理研修を通じて学びました。それぞれの考え方の繋がりを理解することで、この会社が大切にしている価値観を深く知ることができました。研修を受けながら、自分が選んだ道は間違っていなかったと改めて確信したのを覚えています。

樹脂成形の現場で見つけた、自分らしい成長の形
私が現在働いているのは、樹脂成形課という職場です。エンジン部品である樹脂製品、具体的にはインテークマニホールドやシリンダーヘッドカバーの成形から組付までを担当する部署で、私は今、シリンダーヘッドカバーの組付職場で外観チェックや組付作業を行っています。職場には複数のラインや設備があり、多数の生産機種を扱っているため、多能工育成のための訓練が計画的に進められています。この環境の中で、日々さまざまな技術を学びながら成長を続けています。
入社当初、私が最も苦労したのはコミュニケーションでした。職場には女性や同世代が少なく、人見知りの性格もあって、なかなか職場の人たちとうまく話ができませんでした。でも、監督者の方々が朝礼や集合ミーティング、QC会合、改善活動などを通じて、私が発言する機会を意識的に作ってくださったんです。最初は少し怖いと思っていた上司も、実はユーモアあふれるすごく優しい人だとわかりました。今では職場の仲間との意見交換や日常の会話も自然にできるようになり、コミュニケーションの壁を乗り越えることができました。
私には働きやすい職場をつくるという役割があります。女性目線でのやりにくい作業や気づきを挙げ、改善案を提案することです。例えば、ライン内のシュートに高さがあり、手を伸ばして製品を取り出す作業がありました。製品一台の重量は規定内ではあるものの、女性の力や身長では取り難く、負担を感じていました。そこで、シュートの高さを変更してもらうよう提案し、実現することができました。
大きな成功体験となったのは、品質管理検定三級に自らチャレンジし、合格したことです。周りには尊敬する人ばかりで、自分に自信が持てず、意見を求められた際にためらってしまうことがありました。三級を保有している人がまだ少なかったので、自分も自信を持ってチームの役に立ちたいと思ったんです。品質管理についての知識を付けたことで、品質への意識が高まり、職場の改善への貢献や品質異常を発見することができるようになりました。合格した際は、チームのみんなからたくさん褒めてもらい、自信につながりました。
学生時代と比べ、私は責任感や周りを見る力、考える力が成長したと感じています。学生と社会人では責任の重さ、自分の行動やミスが周りや会社に与える影響が大きく違います。一日何百、何千と製品を造りますが、得意先はもちろん、自部署の後工程にも不良を流さないよう、一つ一つの仕事を丁寧に行うことを心がけています。また、働きやすい職場を作るための活動の中で、自分の視野が広がり、どうしたらより良い環境になるか、異常状態はないかをよく気にして見て、気づくようになりました。この現場での経験が、私を大きく成長させてくれています。

誰もが働きやすい環境で、自分らしいキャリアを築いてほしい
私が採用候補者の皆さんに最も伝えたいのは、この会社が本当に誰にとっても働きやすい環境だということです。女性・男性問わず活躍できる環境が整っているだけでなく、福利厚生施設も充実しています。実際、身近に育児休暇や介護休暇を取得している方もいますし、そういった制度を利用することに対して何の抵抗もない風土があるんです。また、食費補助といった日々の生活を支えてくれる福利厚生もあり、本当に働きやすさを感じています。
この会社では、ライフステージの変化に応じて柔軟に働き方を選択できます。結婚や出産、家族の介護など、人生にはさまざまな転機が訪れますが、そのたびに仕事を諦める必要がないというのは、長期的なキャリアを考える上で非常に重要なポイントだと思います。実際に制度を利用している先輩たちを見ていると、安心して長く働き続けられる会社なんだと実感します。
皆さんには、この恵まれた環境を活かして、自分らしいキャリアを築いていってほしいと思います。技能職として、日々の業務の中で技術を磨き、成長していくことはもちろん大切です。しかし、それと同時に、プライベートも大切にしながら、バランスの取れた働き方を実現してほしいんです。会社がそれをサポートしてくれる体制は整っていますから。
最後に、この会社で活躍するために大切なのは、前向きな姿勢だと思います。恵まれた環境に甘えるのではなく、その環境を最大限に活用して自分を高めていこうという意欲を持ち続けること。そして、周囲の仲間とコミュニケーションを取りながら、協力し合える関係を築いていくこと。こうした心構えがあれば、きっとこの会社で充実したキャリアを歩んでいけるはずです。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
